【大田区 婦人科】更年期障害とは？主な症状と治療方法

更年期障害とは？

更年期障害は、閉経前後の女性に見られる身体的・精神的な不調の総称です。平均的な閉経年齢は50歳で、45～55歳頃が更年期障害の頻発年齢と考えられています。

更年期障害が起きる年齢には個人差があり、30代後半で症状が見られるケースもあれば、60代に入ってから症状に悩まされることもあるのです。また、一生を通じて更年期障害にならない方もいらっしゃいます。

更年期障害の原因

更年期障害の主な原因はホルモンバランスの乱れです。閉経に伴う女性ホルモンの極端な減少によって体内の調整機能が崩れた結果、様々な不調が起こりやすくなります。更年期障害の影響で日常生活に支障が出ることでストレスが溜まり、さらに症状が強まってしまうという悪循環も多く見られます。

更年期障害の症状

更年期障害の主な症状は下記のとおりです。

• ほてり（ホットフラッシュ）
• イライラや焦燥感
• 頻脈
• 不眠
• 耳鳴り
• 頭痛
• めまい

更年期障害は人によってばらつきがあり、どの症状がより強く現れるかは個人で異なります。症状の重複も珍しくありません。また、症状は身体的なものと精神的なものに分類され、それぞれ治療方法があります。

更年期障害は何科を受診する？

更年期障害の症状は多岐にわたることから、「何科を受診したらいいの？」と迷う方もいらっしゃるかもしれません。更年期障害の主な診療科として、婦人科や更年期外来、女性外来が挙げられます。耳鳴りや頭痛、めまいは特に頻出する更年期症状です。これらの症状が見られるときは、早めに受診して早期治療を目指すことをおすすめします。

更年期障害の治療

生理痛などの症状の軽減には低用量ピルが用いられますが、更年期障害の治療では基本的にホルモン補充療法が第一の選択肢です。減少した女性ホルモンを投薬によって補うことでホルモンバランスを整え、症状を改善します。また、漢方薬を用いた治療も代表的です。症状などに応じてホルモン剤と漢方薬を併用できます。複数の症状が現れる場合は、それぞれの症状に対する治療を行うこともあります。

更年期障害は予防できる？

更年期障害は症状の種類や程度にばらつきがあるため、予防が難しいのが現状です。ただし閉経後、数年でホルモンバランスが調整され、新たなバランスに体が慣れてくると自然と症状が和らぐケースもあります。症状が強い場合は婦人科を受診し、自分自身に合った治療を受けることをおすすめします。